5回「企業活動における失敗知識の活用」講演会

〜質・安全向上のための本質知の獲得と活用〜

開催日:2006年 10月 24日(火)

主 催:(社)化学工学会関東支部

共 催:(社)化学工学会SCE-Net

協 賛: (特非)安全工学会   (社)日本品質管理学会

社会・経済・市場の成熟、そして技術の高度化・複雑化にあって、化学関連産業においても、広く深い意味での品質(顧客価値)、社会ニーズに応える安全(安全に基づく安心)が重要な課題になっています。

質・安全のためには、何を措いても、製品・サービス、プロセスに固有なコアとなる技術・知識が必須であり、必要な知識を獲得しそれらを活用する技術・方法論がことのほか重要となります。

本シンポジウムにおいては、人が賢くなっていく基本プロセスである“経験からの本質知獲得と活用”の、企業・組織における運用に焦点を当てます。質・安全向上のための知識マネジメントの全貌、その中心であり基礎となる不具合知識の構造化による不具合予測・未然防止の方法と支援システム、不良低減、設備トラブル低減、職場安全活動の事例紹介などの講演をいただき、議論をいたします。

 

■日 時: 2006年 10月 24日(火)10001730

■会 場: (社)日本化学会7階ホール(御茶ノ水)

■参加費: 正会員/15,000、 法人会員の社員/20,000、 学生会員/2,000

      会員外/20,000 (※テキスト代、消費税込み)

■定 員: 100

■申込み: 【申込フォーム】 および FAX(03-3943-3530) から受付しております。

■問合せ: (社)化学工学会関東支部 事務局

      東京都文京区小日向4-6-19 

      TEL/03-3943-3527  FAX/03-3943-3530  E-Mail/info@scej-kt.org

プログラム

1. 『質・安全向上のための知識マネジメント』 (10:00〜11:00) 東京大学大学院 /飯塚 悦功 氏
価値観、技術・知識、マネジメント、ひと、そして運動論が必要である。このうち技術・知識の獲得と活用に必要な考え方である「知識の再利用」について、一般化・抽象化、本質知、
構造化、標準化、省思考などの視点から考察する。
さらに、知識獲得の基本である「経験に学ぶ」ための有効な方法について、失敗の研究、予測はなぜ可能か、予防の科学などの面から検討し、本シンポジウムのねらい、意義、
全体像の理解を促す。
0
2. 『不具合知識の構造化による不具合予測・未然防止』 (11:00〜12:00) 轄\造化知識研究所 /田村 泰彦 氏
製造工程・市場における設計不具合の経験や故障メカニズムに関する一般的知識を設計での不具合予測・未然防止に再利用するための具体的な方法(SSMによる
知識構造化手法)を紹介する。
また、SSMによる不具合の構造化知識ベースと不具合情報をFMEA・FTA・デザインレビューなどに活用するための未然防止支援システムやソフトウエアについて、メーカーでの実施例や
款゙ャストシステムの「Alize」などを交えて紹介する。
0
3. 『製造工程安定化の努力』 (13:00〜14:00) SCE-Net代表幹事 /岩村 孝雄 氏
工場現場では予想しないことが起きる。高圧ガス反応設備及び医薬生物製剤製造の過程で起こった問題とその解決方法を例として、現場の運営について考えてみたい。
失敗学ではなく、一歩手前からの生還をテーマにしたい。
0
4. 『プラント・トラブルの低減』 (14:00〜15:00) SCE-Net幹事 /日置 敬 氏
プラント・トラブル低減は生産現場の技術者にとって最大の関心事である。設備の管理・維持や操業マネジメントなどに、如何に経験や失敗知識を体系化し活用するか、本質知として
何が求められるか、過去のデータと事例を用いて解説していきたい。
0
5. 『Eラーニングによる事故事例の伝承』 (15:15〜16:15) 三井化学 /三上 義和 氏
過去、工場で発生した事故・災害等の失敗事例をいかに次世代に伝承するかが、’07年問題を控えた化学工場の課題となっている。
この失敗例の伝承を、Eラーニングの特徴を活かして実現する取組みについて紹介する。
0
6. パネルディスカッション (16:15〜17:30)
全講演者をパネリストにして、パネリスト間で、また会場を交えて失敗知識の活用のへ阻害要因とその対応、失敗知識の活用の経験から得られた教訓、組織としての
失敗知識の活用のあり方、課題・提言について議論する。



FAX03-3943-3530 化学工学会関東支部 事務局

【参加申込書】

 第5回「企業活動における失敗知識の活用」講演会

  (ふ り が な)    

  参加者氏名:                  

    所 属 名:                            

  住   所:〒

                                    

 
  電   話:                  

  F A X:                  

    E − Mail                  
 

  会員資格 : 会員番号(          )

                □正会員          □法人会員の社員

          □学生会員         □会員外     

   請 求 書: □必 要 

        □不 要